7時半起床。さわやかな目覚め〜♪
8時半に朝食、今日もいろいろな手作りのスコーンやワッフルなどありおいしくいただく。
普段はあまり朝食を食べないのに、ヨーグルトやジュース、スコーンにワッフルを取り、
お茶やフルーツも追加してたくさん食べてしまう。
バイキング式にどっさり並べてあると、見ただけでお腹がいっぱいになり食べられないのだが、
壁際においた家具の上にこじんまりと並べてあると、食べたくなる〜♪
お皿にすき間ができてくると、キッチンから持ってきて補充するので、いつも適当な量だ。
これが食欲をそそるのかもしれない。
食後、先に支度できたSちゃんは散歩に出かけた。
わたしもすぐ後から出て、宿のご主人アルさんにグリーンゲイブルスへの近道を教えてもらう。
自分達であちこち見てもわからなかったので・・・
親切に教えてくださったが、示されたところには生垣しか見えない・・・??
と思ってると、近くまで連れて行ってくださった〜♪
大きな樹の後ろの生垣に少し切れ目が・・・
真ん中の木の後ろが近道
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近道
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敷地の境界の生垣がちょっと途切れたところから出るのが近道。
人が一人やっと通れるぐらいのすき間を抜けると、向こうはゴルフ場の敷地。
芝生を50メーターほど横切ると、樹々や潅木があってそこはもうグリーンゲイブルスの敷地。
ほんの2,3分で、赤毛のアンの世界だ。
すぐそこから恋人たちの小径が始まっている。
建物の写真を撮っているとSちゃんも来ていた。考えることは同じ〜♪
朝のグリーンゲイブルス
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花
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10時40分にロビーで旅行社にピックアップしてもらう。
北海岸ハイライトツアーに出発。
*このときに、手首に小さな内出血を発見・・・
痛くも痒くもなく、いつできたのかも判らず、引っかくとつぶれて少し出血。
でも、なんということもなく以後失念・・・
今日は4人のツアーで、バンにゆったりと座って出かける。
シャーロットタウンから来た人たちは、途中ですごい嵐にあったという。
雷と土砂降りでツアーの成り行きを心配しながら来たそうだ。
でも、こちらでは少し曇っていて小雨がぱらついたものの、気になるほどではなく散策に出かけたし・・・
小さな島の中でもお天気は局所的にずいぶんちがうそうだ。
ツアーの車に乗って走っていても、すぐにお天気が変わるし、
右側は晴れていても、左側は暗い雲で雨模様、ということもしばしばあった。
車で目的に行くまで、窓の外はずっと絵はがき状態〜♪
ずっと歩いて行ったら、風景に見とれて絶対に目的地に着かないだろう〜♪
手前はロブスター漁の罠
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車窓の風景
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最初のポイント、インディアンリバーのセント・メアリーズ教会へ。
PEIの写真家で有名な吉村和敏さんの写真集に出てくる風景そのままだ。
外観のデザインがとても可愛くてすてきだ。
お天気が回復し、青空と白い雲をバックに赤と白の建物が映える。
尖塔の中ほどにある12使徒の彫刻もユニークだ。
PEIの有名な建築家、ウィリアム・ハリスのデザインで1990年着工。19022年完成。
木造のインテリアのため、音響がいいそうだ。
中に入るとステンドグラスはシンプルだが、木造の天井がすばらしい。
PEIで2番目に大きな教会で、木造としては一番大きいそうだ。
あちこちの壁にあるレリーフも、二階から見る祭壇も木造のヴォールト天井もまた格別。
セント・メアリーズ教会
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十二使徒の像のある塔
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教会内部
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ヴォールト天井
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インディアンリバーでは、教区の住人が減って教会を維持するのがむずかしくなり
収入をうるために始めたインディアンリバー・フェスティバルが有名になったという。
今では、毎年大勢のファンが詰め掛けてにぎわうそうだ。
四国ほどの面積のPEIに596もの教会があるそうで、出来たらみんな行って見たいものだ。
シャーロットタウンでも、ここでもほんとにあちこちに教会がある。
ポテト・フィールド
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車窓の教会
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20分ほどのドライブの後、着いたのはこれも有名なケープ・トライオン灯台。
周囲には何もない。草原が広がり、野草が咲き乱れている。
タンポポ、名も知らぬ黄色い花、クイーンズアンズレースなど絨毯のように咲いている。
灯台は今でも稼動しているそうだが、余り必要性がなくなり1ドルで売りに出されるものもあるという。
広大な土地つきで1ドルで買っても維持費が高くつくから買う人はないそうだが・・・
おとといも行ったフレンチリバーへも行く。
今日もよいお天気で、ルピナスがおとといより増えている気がする。
日々刻々と微妙に変化する景色、両日ともお天気に恵まれてラッキーだった。
また、一年の中でも今が一番うつくしい季節だそうで、種々の花が次々に咲いている。
3ヶ月以上も前から予約しているので、こんなぴったりのタイミングになるのは幸運としかいえない〜♪
この時期を推薦してくれた旅行社の人に感謝だ。
ルピナス
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路傍のお店
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車窓をいろいろなものが通り過ぎる。
絵本のような風景、ルピナスの群落、教会の数々、可愛い家々、たまにお店も・・・
ちょうど、通り過ぎたお店のテラスに揺れる影が・・・
よく見ると、なんと、赤毛のアンとギルバートのお人形だった〜♪
さらに10分ほどで、ブルーウィンズ・ティールームへ。
日本人ご夫婦の経営する地元で有名なお店だそうだ。
インターネットでPEIの旅を検索していると、必ず出てくる。
奥様は赤毛のアン関係の本を出版したり、粘土細工をしたり、と多才な方。
ご主人は木を使っていろいろな道具や家具を作られるという。
おいしいサンドイッチとケーキのランチをいただく。
モンゴメリのレシピで作ったというニュームーン・プディングが人気だそうだ。
ブルーウィンズ・ティールーム
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ランチとケーキ(左下がニュームーン・プディング)
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舗装道路を離れ、自然の土の道に入る。
赤い土はPEIの特徴。酸化鉄の色だそうだ。
雨に濡れると赤色がさらに濃くなり、服などにつくと取れないという。
この性質を利用して、Tシャツなどを染めてお土産になっているという。
土を持ち出すのは違法だけれど、少し持ち帰って自分で染めては、などと・・・(- -;)
この季節に咲くルピナスの花は、滞在中、ずっとあちこちで咲いている。
もともとはPEIにはなかった花だそうだが、いつの間にか広がったという。
きれいに咲いているところで撮影のために止まってくれた。
でも、花の色をきれいに出して風景を一緒に撮るのはまったくむずかしい(- -;)
赤土の道
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プリザーブ・カンパニー
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最後は、プリザーブ・カンパニーというジャムのお店。
PEI特産のさまざまなベリー類を使って作るおいしいジャムが有名だそうだ。
アイランダーの奥さまがお土産にくださったのもここのものだった。
3時前にホテルへ戻る。
一旦部屋に戻り、荷物を置いて休んでから散策に出かける。
その前にフロントに寄って今晩の夕食を頼む。
ここはメニューが一種類しかないので、と、近くのレストランを紹介してくれたけれど
PEIのおいしい伝統的夕食をもう一度食べたいので、とお願いした。
近道を抜けてグリーン・ゲイブルスへ。
さすがにここは朝も今も観光客が大勢いる。
カフェも大賑わいで、昔の服装のスタッフが出たり入ったり・・・
先日は行けなかった、お化けの森に入って歩く。
ゴゼンタチバナがあちこちで群生している。
マイヅルソウや、そのほか草や木にも花がいろいろ咲いていた。
散策路の途中を一般道路が横切っていて、それを渡ってさらに進むと
モンゴメリのキャベンディッシュでの住居跡に着いた。
標示板には、本屋で入場料4ドルを払え、と書いてあったが、
そこまでは遠くて行けなかったから、結局フリーで見学してしまった〜♪
といっても、住居跡は礎石と遺構があるだけだった。
時間の余裕があり、本屋まで行けば、いろいろな展示物があったようだが・・・
次回、次回・・・ 〜♪ もう次を考えているわたし・・・
また、お化けの森へもどってグリーンゲイブルスから宿へ戻る。
お化けの森でも恋人たちの小径でも、ところどころではすぐそばまで開発が進んでいるのか、
樹が伐採されて空き地のようになっているのが、木の間ごしに見えた。
日が射して環境が変わると植生も変わり、だんだん昔とは様子が変わっていくんだろうな、と思う。
*ふと気付くと、手首が腫れて熱を持っている・・・
朝、内出血していたところだが、痒みも出てきた。
思い返すと、今朝グリーンゲイブルスに行ったときに虫に刺されたのだろうか・・・
時間があったので先に入浴をすませて、7時半にsupper。
クラム・チャウダーに野菜とチーズの盛り合わせ、マフィンと水、最後にアイスクリームと紅茶が来た。
わたしはチャウダーが大好きなので、毎日でも大丈夫〜♪
それにここのは味がとてもいい。
紅茶のポットがユニークだった。
カップの上にポットが乗っている形で、お茶の葉がふくらむ間にカップが温まるすぐれものだ〜♪
素敵な演出
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便利ポット
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今晩は、9時からキャンプファイアーがあった。
ちょうど、わたしたちの部屋の窓から見えるところに、数本の大木に囲まれたファイアープレースがある。
窓から見てると8時50分ごろにアルさんが出てきて、薪を積んで準備していた。
下りていくと、9時になり、若い女性スタッフが二人出てきて点火。
最初はわたしと2,3人だったが、次第に増えて、Sちゃんも出てきて、最後は20人ぐらい集まった。
メンバーがそろったところで、名前と住んでるところと、好きなクッキーを順に言う。
老若男女を問わず、チョコレート・チップス入りとダブル・チョコレートという人がほとんどだった。
みんなほんとにチョコレートが好きなんだな、と改めて感心する。
カナダの人がほとんどで、ドイツ人夫婦と日本人一家とわたしたち二人が外国人。
日本人家族はトロント近くのミシサガから来たと言う。
他にも日本人客がいたはずだが、参加してなかった。
歌ったり、ゲームしたり、マシュマロを焼いたりと楽しい時間が過ぎる。
外国の映画やドラマで見たことのあるマシュマロ焼きを初めて体験〜♪
あんなにとろとろになるまで焼くとは、と、びっくり・・・
言葉の壁をあまり感じずに、楽しい雰囲気を十分楽しむことができた。
わたしたちはこの辺で部屋に戻ったが、楽しい集いはまだ続いていた。
キャンプファイアー
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マシュマロ焼き
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↑ 後ろに見える窓がわたしのお部屋〜♪
一日フルに満喫。
明日はいよいよPEIを発つ日・・・
去りがたい。ずっとここにいたいな・・・
名残惜しく思いながら荷物を整理してパッキング。
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