クリスマス・キャロル   (1843年)

著者:チャールズ・ディケンズ(イギリス 1812-1870)


「クリスマス前夜、幽霊に導かれて親しい友人の家々を訪れたスクルージは、けちん坊な自分がみなに嫌われていることを知る。そして最後に、みらいの幽霊に魅せられたのは、自分のお葬式・・・」
性格を変えるような出来事が次々に起きる。
けちんぼ、絞り取り、もぎ取り、掴み取り、こすり取り、引っつかみ、何でも取り込む欲深じじい・・・

イギリスというのは幽霊の話しが多いそうだ。今でもどこそこの建物には幽霊が出るというので、見物のツアーができるほど。今年ロンドンにいった時も、バスガイドがロンドンの下街の古い建物に幽霊が出ることで有名なものがあると説明していた。本屋にいくと幽霊話の厚いペーパーブックが出ていて、思わず買ってしまった。
老後の楽しみにゆっくり読もう!

ただ、おどろおどろしく出てきて、人をおびえさせるだけでなく、人生のいろいろを見せて説教してくれる幽霊がいれば、現代では大歓迎だ。少しは住みやすい世の中になるかも(^-^;)、
この話しの教訓は、多くの人が一緒に生きているこの世では、お互いを思いやり、助け合って楽しく生きて行く事が大事、ということ。これはいつの世でも言えることだが・・・



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