クオレ−愛の学校   (1886年)

著者:エドモンド・デ・アミーチス(イタリア 1846-1908)


イタリアの小学校を舞台に、多くの生徒がめぐりあう、いろいろな経験をやさしい言葉で語ってくれます。

ゆっくりだけれど、しみじみとした胸を打つ話しに、子供心に不思議な安らぎを感じたように覚えています。お母さんの優しい声に耳をかむけながら、ひざの温かさを感じているような・・・
今、改めて読むと、子どもに人の世のいろんな場面を見せてくれる本だという気がします。

所々にはさまれる9つの「毎月の話し」が、いいですね。変化に富んでいてアクセントになっています。

「母をたずねて三千里」という話しを聞いたことがあるでしょう。アニメにもなって、主題歌を母子で歌っていました。子供たちがマルコを応援していたのが何年前の話しか・・・
この話しは、「毎月の話し」の中の一つです。

「クオレ」を知らない人は多くても、「母をたずねて三千里」を知っている人は多いのではないでしょうか。
小学生の低学年で、ぜひ、「クオレ」を読んで下さい!



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