二十一の気球   (1946年)

著者:ウィリアム・ペン・デュボア (アメリカ 1916−)


少年のころにジュール・ベルヌの科学冒険小説に魅せられた作者が、夢の世界を書いた本。
主人公ウィリアム・ウォーターマン・シャーマン教授は、作者ウィリアムの分身になって、こんな世界があったらいいな、こんな冒険をしてみたい、という夢をかなえてくれる・・・

謎に満ちた教授の言動から、ぐいぐいと引きこまれて、気がつくと奇想天外、痛快きわまる別世界にいる・・・

気球の旅、遭難、救助、夢の国、言ってしまうと楽しみがなくなる・・・
これは説明するより、ぜひぜひ読んでほしい本です。
ところが、この本、今は出版されていないようで、図書館で捜してください。
こんな面白い本が出版されていないなんて、信じられないくらい、面白いですよ。

ちなみに、この作品は1947年、アメリカ図書館協会の年間最優秀児童文学賞であるニューベリー賞を受けています。



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