江戸アルキ帖   (1989年)

著者:杉浦 日向子 (? )


「江戸」とは、「入り江の戸口」から来ているのだそうだ。

その江戸に、タイムマシンに乗って、散歩しに行くという設定がなんとも楽しい。見開きの右ページに日記風歴史談。左ページに浮世絵風の当時のスケッチ。どちらにも江戸時代の日付が入っている!

杉浦 日向子さんは、ひょっとして江戸時代からタイムトリップしてきたのかと思うくらいに、当時のことを見てきたように話すので有名! その楽しい語り口が目いっぱいに発揮されているので、本当に自分まで江戸の町をぶらぶら歩きしているような錯覚に陥るから不思議だ。

「前代未聞の決定版江戸ガイドブック」という触れ込みがぴったりはまっている。

著者は前書きで書いている:

この本は
江戸の町が
私達の町の
すぐ隣に
有る気で
歩き
或る記に
したものです。



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